ポツンと一軒家でとりあげる北海道東部のばんえい競馬の現状は?

芸能
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こんばんは。
15日(日)の「ポツンと一軒家2時間SP」のステージは、
北の大地・北海道の東部。
いつもながらの凄い場所にぽつんと建っている一軒家とそこに住む住人の方が主人公。

一軒家の建っている場所もスゴイがそこにお住まいの
住人の方の人生ドラマがそれ以上に毎回すごく
「どういう人が、どんな理由で、どんな暮らしをしてきたのか?」
を聞くと感動に涙することも。

今回訪れたのは『ばんえい競馬』の牧場主の方。

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1.ばんえい競馬とは?

ばんえい競走(ばんえいきょうそう)とは、
競走馬がそりをひきながら力や速さなどを争う競争のこと。
「曳き馬」と呼ばれる事もあるそうです。

馬の種類(品種)には、なんと200種類以上あるんだとか。代表的なものは「アラブ種」、「サラブレッド」、「ポニー」、「軽種」、「重種」など。

ばんえい競走で使われる馬は一般的な競馬で使用されている
サラブレッド系種などの「軽種馬」や北海道和種の
「どさんこ」は使われません。

一般的な競馬に使われるサラブレッドの平均体重は470キロです。
それに対して、ばんえい競走で使われる馬は古くから
主に農耕馬などとして利用されてきた体重約800-1200kg前後の
「ばんえい馬(重種馬。「ばん馬」ともいう)」が使われます。

ばんえい競争はその馬が騎手と重量物を積載した鉄製のそりを曳き、
2箇所の障害(台形状の小さな山)が設置された
直線200メートルのセパレートコースで力と速さ、
および持久力や騎手のテクニックを競うものです。


このレースは農民たちが北海道開拓で活躍した
農耕馬に乗り競い合うお祭りとして楽しんでいたものが
システム化され現在の形に発展したものであり、
すでに30年以上の歴史をもつものです

帯広市が主催する地方競馬としての
「ばんえい競馬」のほか、一部地域では
「草ばんば」(後述)も行われるなど
北海道が生み出した独自の馬文化として定着しており、
それらを含めた「北海道の馬文化」が北海道遺産に
選定されたほか、映画「雪に願うこと」や
テレビドラマ「大地のファンファーレ」など、
映画やドラマの題材にも幾度か取り上げられている。

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2.ばんえい競馬の現状

帯広市が主催のばんえい競馬の売り上げは過去最高を更新し売り上げは好調です(2022年度)。
しかしその一方で、ばんえい競馬を支えるばん馬の生産農家さんの数は
年々減り続けているのが実情です。

大型馬のばん馬のルーツは、もともとは農耕馬として海外から輸入されたものです。
そのため、当初は道内各地の農家で飼育されていましたが
今はそのほとんどがばんえい競馬の競走馬を目指すようになりました。

ばんえい競馬は売り上げの伸びの要因その独特なスタイルです。
昨年度は550億円を超え、過去最高を更新しました

しかしその一方で、道内でばん馬を飼育している戸数は
平成22年と比べ半分近くにまで減っています。
原因としては、経営スタイルと高齢化が上げられます。
家族経営の小規模な農家が高齢化と後継者不足の問題に直面しているのです

さらに、ばん馬の販売価格やばんえい競馬に対する補助などの不足の問題もあるようですね。
1歳のばん馬の市場価格は1頭平均およそ150万円。
これはサラブレッドの平均価格の10分の1以下なんだそうです。

そのため、利益を多くあげることが難しく、
そのうえ、労働環境も厳しいばん馬の繁殖のお仕事は
若い人にとって魅力的な仕事には映らないといいます。

実際の生産農家さんも、採算が取れない現状をご存知のため
後継者を取る、この仕事を進めることにためらいがあるようですね。

そのような現状に対して、ばんえい競馬を主催する帯広市も
危機感を持っています。

対策として競走馬を通じて生産者を対象とした賞を創設したほか、
地方競馬全国協会の補助を活用した奨励金などさまざまな
生産者支援に取り組んでいますが、根本的な解決には至っていません

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